約1年ぶりにiMac2024が新発売されます。
2代前からサイズが24インチと小さくなり、カラフルな7色展開。昨年からはM1(Apple Silicon)からM3(Apple Silicon)を搭載し最新のCPUを搭載しています。
あれから1年が経ち「2024年版はどう進化したiMacが発売されるのか?」気になる方も多いと思います。
そこで今回はiMac24インチ(2024年と2023年)をスペック比較しました。表付きで紹介します。
iMac 2024とiMac 2023を表で比較
iMacRetina 4.5K, 24-inch, 2024 | iMacRetina 4.5K, 24-inch, 2023 | |
プロセッサ・CPU |
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メモリ | 16GBユニファイドメモリ(オプション:最大32GBに変更可能) | 8GBユニファイドメモリ(オプション:16GB、24GBに変更可能) |
ストレージ | 8コアGPU:標準SSD:256GB(オプション512GB、1TBに変更可能) 10コアGPU:標準SSD:512GB(オプション1TB、2TBに変更可能) |
SSD: 256GB(オプション512GB、1TBに変更可能) SSD: 256GB(オプション512GB、1TB、2TBに変更可能) SSD: 512GB(オプション1TB、2TBに変更可能) |
ディスプレイ |
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ディスプレイカラー |
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マウス |
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キーボード |
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FaceTime HDカメラ | 12MP(1200万画素) | 1080p(M3と連携) |
メモリ増設 | 購入後はメモリ増設が不可 | 購入後はメモリ増設が不可 |
表で比較すると以上のようになります。
iMac 2024とiMac 2023の違い
iMac2024と2023の違いについてまとめました。
iMac 2024はApple M4チップを採用、M1より最大2.1倍まで高速に
iMac 2024はM4チップを採用(昨年のiMac 2023はM3チップ)。
M4はM1と比べて標準1.7倍高速に。また写真や動画、ゲームなどの処理負担が多い作業には最大2.1倍まで高速になります。
M4 Neural EngineはM1と比較して、約3倍高速化され、AI処理性能が向上しています。
昨年出たiMac 2023(M3)は約2倍高速ということでしたが、それよりも少し高速になっています。
最近のiMac 24インチと比較すると劇的に速くなったという印象は少ないかと思いますが、それでも動画編集にはレンダリングも含めて負担が少なくなります。
M4チップは8コア2種類、10コア2種類の合計4種類から選べますが、動画編集を中心に利用するのであれば10コアを選ぶようにしましょう。
値段は高くなりますが、快適に負担なく処理してくれると思います。
Macとは異なりますが、Windowsなどで使われている最新のCPU「Intel Core i7」よりも約4.5倍高速なので、負担増の動画編集をする方にはiMacの方がおすすめです。
メモリの最低が16GBに、最大32GBまで増設可能
以前のiMac標準メモリは8GBで、最大24GBまで増設できていましたが、iMac 2024からはついに最小が16GBメモリになりました。
せっかくM4チップを搭載しているので、高速処理をサポートするメモリが増えたのは当然の流れです。
これまでのメモリーの最低が8GBだったのが不思議なくらい。いつもなぜ最低8GBはもったいないと思ったものです。
個人的には最大32GBまで増設できるので、注文時に32GBに変更するのがおすすめですが、この辺りは予算との比較して決めましょう。
Appleシリコン(M4チップなど)になってからは、購入後のメモリの増設はできないので注意して下さい。購入時に決める必要があります。
もっと詳しく
ストレージは最低256GBから最大2TBまで変更可能
ストレージの容量は昨年と同じ。M4(8コア)は最低256GBから、M4(10コア)は最低512GBからになっています。
動画編集を中心に使うのであれば、2TBがおすすめ。最低でも1TBを選ぶようにしましょう。
ディスプレーは4.5Kに!反射や映り込みを減らすオプションも
ディスプレーは4.5Kになり、オプションで反射や映り込みを減らすせる「Nano-Textureガラス」も選べます。
値段が高くなるので、個人的には標準で良いかと思います。
センターフレームカメラが12MP(1200万画素)でビデオ通話が向上
ディスプレー上にあるカメラが12MP(1200万画素)になりました。
これによりビデオ通話を使う方にはより綺麗に画質良く表示されるようになります。
色はこれまでと同じ7色展開だが、2024はパステルカラーでおしゃれに
昨年までのiMacは同じ7色でも濃い原色に近い色でしたが、iMac 2024は色がパステルカラーとやや薄くなったのが特徴。
特に背面の色が薄くなりました。
これまで8コアは4色からしか選べませんでしたが、8コアCPUでも10コアCPUでも全7色から選べるようになっています。
まとめ・感想
iMac 2024は満足度が高い最新のスペックになりました。
特に10コアのM4チップはかなり魅力的だと思います。昨年のiMac 2023は物足りない変更だった分、今回の変更はありかなと思います。
購入したスペックを計算したところ、10コアM4チップ、メモリ32GB、ストレージ2TBにすると約41万円になりました(苦笑)。
4Kの動画編集を頻繁にするのであればメモリは32GBはほしいかなと。ストレージは1TBに妥協して35万円ぐらいになりますね。
このあたりは予算と相談して選ぶようにしましょう。
ちなみにメモリが16GBでもMacは高速で処理してくれます(M4チップと連動しているので)。
値段が高いと感じるのであれば標準のiMac 2024でもOK。途中で固まったりすることなく処理してくれると思います。
予約は今日からスタートし、2024年11月8日より発売。
iMacのスペック比較記事 一覧
これまでのiMacの比較記事をアーカイブとして残しています。
関連:iMac24インチ(2023年と2021年)をスペック比較