PCだとタイピングが得意だけど、スマホになると画面が小さいので入力ができないという方も多いと思います。僕もその一人でした。
以前「iPod touchでキーボード並みの速さで入力する方法(QWERTYキーボード配列)」という記事を書きましたが、やはりスマホのローマ字入力の場合は入力ミスが多いんですよね。
そういう話をすると、必ず教えてくれるが「フリック入力」です。
誰もがみんな「フリック入力した方がいいよ」っていうので、重い腰をあげて実際に入力してみるのですが、なかなかこれが難しい。少しやっては敬遠し続けていました。
そんなある日、フリック入力のアプリが無料であったので、ダウンロード&インストールして練習していくと、どんどん上達していきました。
その時「なるほど、そういうことか」とフリック入力のコツもつかみました。フリック入力ができなかった僕が上達したコツをご紹介します。
フリック入力とは?
ではフリック入力のフリックってどういう意味なのでしょうか。
フリックとは「素早く動かす、弾く」という意味で、平仮名入力を弾くように入力していく方法です。
スマホ(スマートフォン)のかな配列は、上のように左上から「あかさたなはまやらわ」となっています。
普通のかな入力の場合(ガラケーなど)は、例えば、「お」を入力する場合は、「あ」を5回入力する必要があります。間違えたら、また5回打ち直しをしていました。
それって結構時間がかかるんですよね。フリック入力の場合は、それほど手間ではありません。
例えば、あいうえおの場合、一度「あ」を打つと「あ」が表示され、「い」の場合は「あ」の場所を左に(矢印の方に)滑らせると「い」が入力されます。
- あ→あの場所を押す
- い→あの場所を左にフリック
- う→あの場所を上にフリック
- え→あの場所を右にフリック
- お→あの場所を下にフリック
このように入力するので、入力ミスが少なく、手間もかかりません。「あ」を5回も押したりする煩わしさから解放されます。
かな入力の場合は、途中まで入力すると予想単語や言葉が表示されるので、途中で選択でき、すべてを入力する必要がないので楽ですね。
以前入力したものも優先的に表示されます(上の画像参照)。
以上のような入力方法をフリック入力と言います。ミスが少ないけど、慣れる為に少し練習する必要があります。
フリック入力設定
iOSのフリック入力設定は、[設定]→[一般]→[キーボード]→かな[フリックのみ]をONにします。
これを[ON]にしていると、「母」と入力したいときは「は」を2回押せば「はは」と表示されますが、OFFのままだとガラケーと同じ入力になります。「は」を2回押したと理解され「ひ」と出てしまうからです。
フリック入力する場合は必ず[フリックのみ]をONにしておきましょう。
フリック入力の練習に使えるアプリ
フリック入力が上達するのに練習したのは「フリックファン(Flick Fan!)」というアプリです。これで遊びながら上達しました。
単語、短文、テスト、ランニングモードで練習できます。
出された単語や短文を入力し終えると、以上のように1分間の入力文字数、入力文字数、入力時間と評価が表示されます。
上の画像だと今回は1級ダチョウ並みの速さで入力できたという意味。最高記録は初段のサラブレッド並みになっています。
これだと「次は1級目指すぞ」とか「初段目指すぞ」といったモチベーションをアップさせることができますよ。
フリック入力のコツ2つ
僕がフリック入力を急に上達できたのは、ある意識、イメージを持ったからです。それは「あいうえお」の母音です。
仮名は必ず最後に母音になります。「な」と口を出して発音すると、最後は「あ」になります(上のかな入力の母音を参照)。
- な→伸ばすと「あ」
- に→伸ばすと「い」
- ぬ→伸ばすと「う」
- ね→伸ばすと「え」
- の→伸ばすと「お」
今回は「なにぬねの」を例にしましたが、他の仮名でも必ず最後は「あいうえお」という母音になります。それをイメージしながら入力すると急に上達し、速く入力できるようになったのです。
母音だけを意識するとあとは最初に紹介した「あいうえお」の場所だけわかっていればOKですね。
- 母音「あ」→あの場所を押す
- 母音「い」→あの場所を左にフリック
- 母音「う」→あの場所を上にフリック
- 母音「え」→あの場所を右にフリック
- 母音「お」→あの場所を下にフリック
母音「あ」というのは、「あかさたなはまやらわ」のことです。
もう一つ、大きなスマホの場合は、左手と右手の両方の親指を使うと近い方の指でフリックできるので、より速く入力できるようにもなりました。
まとめ
フリック入力ができなかった僕が急に上達していったアプリや入力のコツをご紹介しました。
PCのキーボードも速く入力できるように、大昔にブラインドタッチの練習をしました。その時もゲームで遊びながら練習したのを覚えています。
フリック入力も同じです。一度集中して練習すればあっという間に上達していきます。しかも入力ミスが減りますよ。その為にはアプリを使ってゲーム感覚で練習していきましょう。
そして、なかなか難しいという方には、僕が急成長した母音の意識、これをイメージしながらぜひ入力してください。入力前から場所がわかりだすようになりますよ。
両手の指を使った入力も含め、ぜひ試してみて下さい。