世の中誰もがユーチューバーということで、映像編集ソフトを使う人が増えています。
その中でも最も利用されているのが、Adobe「Premiere Pro(プレミアプロ)」。ピクチャーインピクチャー、字幕など使いやすくて、多機能な映像編集ソフトです。
しかし実際に使ってみて感じるのは、4K動画を編集する場合、途中でPremiere Proが固まってしまい、続きの編集ができないという問題に直面します。
そういう方におすすめなのが、MacのM1チップ。
ついに「M1 Mac」チップでも、Premiere Proのネイティブ編集が可能になりました。
さらに2021年10月にはM1 ProとM1 Maxが登場。そして2022年6月にはM2が登場。どんどん高速になっていきます。
そこで今回はPremiere Proのソフトでストレスなく動画編集したい方に、MacのM1・M2チップがいかにすごいかについてご紹介します。
Premiere Proで4K動画編集すると、途中で固まってしまう問題
Premiere ProはHD(1920×1080)だけでなく、4K(3840×2160)をそのまま取り込んで動画編集ができます。
しかし実際に編集してみると、4Kを編集する時に再生させると、途中でフリーズして快適に映像編集することができません。
この場合、問題点とすれば、パソコンのCPUのスペックが低かったり、メモリ不足によりフリーズしてしまいます。
そのような場合が多発するのであれば、今使っているパソコンでは快適に映像編集ができません。
他の動画編集ソフトだと、途中で中間コーデックにして、フリーズしない拡張子に変更して、編集するものもありますが、Premiere Proはそのまま取り込んで、ネイティブ編集するソフトです。
そのため、スペックが低いパソコンだと、このように編集中に画面が固まってしまうのです。
これは過去にHDが登場したときにもありました。新しいサイズの動画が登場するたびにこの問題は毎回起こっているのです。
Premiere ProでM1 Macのネイティブ編集に対応
Premiere Proの映像編集で途中で固まってしまい、途中で編集を断念してきた方に朗報です。
MacのM1チップでPremiere Proのネイティブ編集に対応したことを発表しました。
これまでMacはCPUにIntel製を使ってきていましたが、最近Macは自社製のM1に変更し始めています。
このM1が画期的で、これまでに映像編集に費やした時間、特に待たされる時間を大幅に短くしてくれるというすぐれものです。
M1チップは少し特殊で、CPUとメモリが一体になった動きをするので、途中からメモリを追加することはできません。
しかし16GBほどのメモリでありながら、快適にPremiere Proを使った映像編集がほぼストレスなくできることを確認しました。
これまでのインテル製品のCPUと比較して、M1チップは80%も高速化していることが発表されました。
「M1 Mac」のネイティブ対応により、Premiere Proが途中でフリーズしたり、最後に編集が終了後にレンダリングして書き出す作業も大幅に時間を短縮してくれます。
これまで半日〜1日ほったらかしで書き出し作業していたことが、スーッとレンダリングが進むのを見ているのが楽しくて。
「ザ・魔法のパソコン」、本当にすばらしいパソコンだなと実感しています。
M2はM1よりもさらに高速処理が可能
出典:Apple
そして2022年6月には、M2チップを搭載したMacが発売。
上のグラフはM1とM2チップのCPUとGPUを比較したグラフです。M2チップはM1よりもCPUが18%高速、GPU35%高速になりました。
進化しすぎていて、動画編集者にとっては大助かりですね。
最後に
映像編集Premiere Proで悩まされていた、途中でフリーズしてしまい快適に編集ができない問題をついに解決してくれたのがM1 Macです。
少し改善されたというレベルではなく、80%の大幅改善により、WindowsユーザーもM1 Mac搭載のパソコンに買い替えしているという、革命的なことが今起こっているのです。
デスクトップならiMac(2021)、ノートならMacBook Pro 16インチのM1チップが搭載されたものを購入しましょう。
その後、2021年10月にさらに強力なM1 ProとM1 Maxが登場。M1 ProはM1よりも約1.7倍高速、M1 MaxはM1よりも約4倍高速。
2022年6月には、M2チップはM1よりもさらに18%高速になりました。
M1 / M2Macは途中でメモリ追加ができないので、購入する場合はメモリをオプションで追加することをおすすめします。