動画配信サービス「Netflix(ネットフリックス)」に登録しました。入会した理由はスタートレック・ディスカバリーが見たかったから。
スタートレック・ディスカバリーは「Netflix(ネットフリックス)」が作ったオリジナルドラマになるので独占放送になります。他の動画配信サービスでは見られません。
僕はスタートレック好きのトレッキー(トーレッカー)でした。「でした」と過去形なのは、2001年から放送されていた「スタートレック・エンタープライズ」以降新作ドラマの放送がなかったので、全然見ていなかったからです。
もちろんJJエイブラムス監督の映画「スタートレック」は見ているのですが、やはりドラマの面白さとは違いますよね。
「ネクストジェネレーション(新スタートレック)」や「ディープスペース9(DS9)」、「ヴォイジャー」などの面白さを知っているものからすると少し違うかなと。ということで映画以外は最近見ていなかったのです。
そんな経緯がありスタートレックから距離を置いていましたが、2017年より「スタートレック・ディスカバリー」がNetflixでシーズン1がスタートし、2019年1月よりシーズン2がスタートするということで、このタイミングでNetflixに入会し見始めました。
今回シーズン1を後半まで見終わりました。キャストやあらすじ、見てわかったことや感じたことをトレッキー目線で「スタートレック宇宙大作戦」と比較しながら紹介します。
キャスト
トレッキー目線でしっておくべきことは、スタートレック・ディスカバリーが「どの時代を描いているか」です。
これを知っておかないと過去のスタートレック作品との時系列やその時代にいるキャラクター(人物)との関係がわかりません
「スタートレック・ディスカバリー」の時代は「スタートレック宇宙大作戦」の約10年前という時代設定になっています。つまりその時代の人物や内容が出てきてもおかしくないということです。
早速、スポックの父であるサレクと地球人の母アマンダが出ていますよ。では簡単にキャスト(登場人物)を見ていきます。
- マイケル・バーナム:主人公。USSシェンジョウの副長、USSディスカバリーの士官。バルカンで育てられバルカン科学アカデミーに参加
- フィリッパ・ジョージャウ:USSシェンジョウ船長。大佐
- ガブリエル・ロルカ:USSディスカバリー船長
- サルー:USSシェンジョウ乗組員であり、USSディスカバリー副長。ケルピアン人。危険を察知する能力を持っている
- ポール・スタメッツ:USSディスカバリー科学士官・大尉(後、少佐)
- シルビア・ティリー:マイケルバーナムの同部屋。士官候補生(後、少佐)
- アッシュ・タイラー:大尉。後の保安主任(ランドリーの後)。クリンゴン船から脱出。
- ヒュー・カルバー:医療主任
- ランドリー:中佐・USSディスカバリーの初期の保安部長
- サレク:バルカン人。スポックの父。主人公バーナムを育てる
- アマンダ・グレイソン:地球人。スポックの母
トレッキー目線でキャストを見ると、やはりサレクとアマンダでしょう。バルカン人のサレクと地球人のアマンダとの間に誕生するのがスポック(宇宙大作戦のMr.スポック)。
その2人にバルカン星で育てられたのが、今回主人公であるマイケル・バーナムです。マイケルという名前ですが女性です。
バルカンの話では主人公のマイケルとスポックの話がよく出てきます。
あらすじ
最初の2話は「USSシェンジョウ」の話があります。その後3話からUSSディスカバリー本来の話に入ります。
「USSシェンジョウ」の船長フィリッパ・ジョージャウが出ている2話まではとても違和感がありますが、我慢してみているとそこから「USSディスカバリー」の話になり盛り上がっていくので我慢してみましょう。
エンタープライズディスカバリーと宇宙大作戦との関係
キャストのところでも書きましたが、宇宙大作戦の10年前の時代になるので、時代はクリンゴンが悪者で、地球人はバルカン人との交流が中心です。
スポックはバルカン人と地球人とのハーフですが、主人公のマイケルバーナムはそのバルカン星で同じサレクとアマンダに育てられるという設定になっています。
サレクはバルカンの上司(?)から「バルカン遠征隊に入れるのは、スポックかマイケルバーナムのどちらか一人だけだ」と告げられ、スポックを選択。マイケル・バーナムはバルカン遠征隊に入れず、宇宙艦隊に入るという流れになります。
サレクはバルカン遠征隊に入ってほしくて実の子供であるスポックを選択しますが、のちにスポックは宇宙艦隊の方を選んだので、結果的にマイケルバーナムを選んでいた方が良かったという流れになりますが、それは結果論。
サレクはその件でマイケル・バーナムに真実を話しておらず後悔しているという話が出てきます。このあたりは面白いですよ。
スポックなどバルカンの話でよくある頭に指を重ねてする精神融合の話が出てきて、トレッキーとしては面白い内容です。
あと、クリンゴンと敵対関係があるので、クリンゴンとの話が多いのも特徴です。
見た感想(ネタバレなし)
現在シーズン1の後半まで見た中での感想になります。ネタバレしない程度に書きます。
宇宙大作戦から約10年前ということで、ゆるゆるの宇宙艦隊の話かと思いきや結構ピリピリした話が続きます。
宇宙大作戦(23世紀)とネクストジェネレーション[新スタートレック](24世紀)は約100年離れているので、宇宙艦隊がしっかりとしているのは24世紀のネクストジェネレーション。宇宙大作戦は規律が緩めだというのが基本路線にありました。
しかしこのUSSディスカバリーやUSSシェンジョウでは結構仲間同士がピリピリしていて、上官に歯向かったりするような場面が多く、見ていて違和感を覚えます。
カークやスポックの時は上級士官が話し合ったりする場面が多いながらも、和気あいあいとしたことが多いのですが、そういうのが少ないのが意外ですね。ほぼ同じ時代とは思えない。
またUSSエンタープライズの内装と比べるとあまりにもUSSディスカバリーがハイテクすぎて違和感があります。あの赤や青、緑などのピコピコボタンがあってほしかったですね。
制服も異なっています。カークの時代の黄色、赤、青の制服ではなく、ディスカバリーでは紺色がベースになってます。やや「スタートレック・エンタープライズ」よりの制服ではありますが、デザインはカッコイイです。
シーズンが進み、宇宙大作戦のような色の制服に変わってほしいのが願望です。
僕はスタートレックの中でクリンゴンの話だけが苦手なのですが、その苦手なクリンゴンとのやり取りがシーズン1の話の中心です。たまにバルカン人との話がある時はホッとします(笑)。
でもこの時代は地球人とクリンゴン人は敵になるので仕方がないですね。後に同じ仲間になるので、そのあたりは史実に忠実になっています。
あまりにもハイテクすぎるので宇宙大作戦とのギャップがありありですが、それでも宇宙大作戦時代の時代が描かれることで、この時代の前後はどうなっていたのかがわかるようになってきており、その辺は面白いです。
個人的に「スタートレック・エンタープライズ」がイマイチだったので、その後自分自身がトレッキーからフェイドアウトしたところがあります。今回満を持して見たこの「スタートレック・ディスカバリー」は話の展開の早さや面白さという点ではかなりおすすめだと思います。
スタートレックらしくないという部分が多々ありますが、面白いからまぁいいかという部分もあります。
ただ、スタートレックと言えば基本1話完結ですが、ディスカバリーはそうではないのが残念です。スタートレックシリーズは何度も見直したくなる面白さがありますが、今の所ディスカバリーに関しては一度だけで良いかなという感じです。面白いのですが今のところ、お腹いっぱいという感想です。
2019年1月からシーズン2がスタートするので、このタイミングでシーズン1~2を見始めるのはおすすめですよ。スタートレックはシーズンが進めば進むほど面白くなりますからね。
今後のシーズンでは宇宙大作戦の話もどんどん出てくるのでは?と期待。スタートレックお得意の並行宇宙の話も出てくるので目が離せません。
いずれ「新スタートレック」と「ディープスペース9(DS9)」の関係のような、トレッキーが喜ぶ並行ストーリーになってほしいなと感じています。
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